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羽毛を使った服の表示 ダウンとそれ以外の羽毛の書き分けと割合

ダウンジャケットの内側のタグには、表地や裏地のほかに、中に詰めた羽毛の種類と割合が書かれていることがあります。消費者庁が公表している繊維製品品質表示規程と、その手引きのページには、羽毛の名前の書き方や、割合の数字の扱いが示されています。ここでは、その規程とよくある質問をもとに、羽毛を詰めた服のタグの読み方を整理します。羽毛の質の良し悪しや暖かさの目安には触れず、表示の決まりとして書かれている範囲に絞ります。

詰物のある上着は、表地・裏地・詰物を書く

消費者庁のコートの手引きのページでは、詰物を使っているコートについて、表生地と裏生地に加えて詰物の組成も示すとしています。ジャケットやジャンパーなどを含む「上衣」の手引きのページにも、同じ書き方が載っています。ただし、ポケットの口や肘、衿のような一部分に、形を整える目的で入れた副資材は、ここでいう詰物から外れます。規程の別表でも、詰物を使ったコートと上衣では、表生地と裏生地、詰物の3つを組成繊維として扱うことになっています。よくある質問によると、3つともポリエステルでできた中綿入りのベストでも、コートか上衣に当たるなら3つの組成をそれぞれ示す必要があり、「表生地 ポリエステル 100%」とだけ書くのは適切ではないとのことです。一方で、公表されているよくある質問には、表地も裏地も詰物も綿だけでできたコートなら、3つ全部についての表示だと消費者に分かりやすい形であれば、まとめて「綿100%」と書いてもかまわないという回答もあります。キルティングの生地は、両側の布と中わたを合わせて1枚の布として扱い、表側、裏側、中わたのそれぞれの組成を書くと説明しています。

羽毛の名前は「ダウン」「フェザー」「その他の羽毛」

消費者庁の「繊維の名称を示す用語」の一覧では、羽毛のうちダウンに当たるものは「ダウン」、それ以外のものは「フェザー」か「その他の羽毛」と書くことになっています。よくある質問には、ダウンジャケットの詰物に「ダウンファイバー」「スモールフェザー」と書かれていた例への回答があり、どちらも決められた用語ではないので、「フェザー」か「その他の羽毛」の名前で示す必要があるとしています。どの羽毛がダウンに当たるかについて、一覧のページによると、羽毛の用語と試験方法を定めた2つの日本産業規格(JIS L0216 と JIS L1903)が令和4年9月20日に改正されていて、羽毛に分類される繊維はその規格にもとづいて種類を判断することになっています。タグの「ダウン」と「フェザー」は、見た目の印象ではなく、規格の分け方にもとづく名前として読むことになります。

割合の数字の幅と、表示に入らないもの

割合の数字は、組成繊維全体の重さに対するそれぞれの繊維の重さの割合で、規程の別表によると、羽毛は水分率を13.0パーセントとして重さを数えます。表示の数字と実際とのずれの許される幅について、消費者庁の表は、毛どうし、または羽毛どうしを混ぜた製品を特例として扱っています。公表されている表によると、5の倍数ではない数字の幅は通常プラスマイナス4%以内ですが、ダウンとフェザーのように羽毛どうしの割合を示す場合はプラスマイナス5%以内です。同じ表によると、数字が5の倍数(100の場合を除く)のときは、羽毛かどうかにかかわらずプラスマイナス5%以内です。規程によると、「以上」を付けた数字ではマイナス0パーセント、「未満」を付けた数字ではプラス0パーセントと、ずれを認めない決まりもあります。羽毛の割合の数字も、決められた幅を含んだ値として読むものです。

副資材と、タグに添えられる注意の言葉

よくある質問では、布団についての質問への答えとして、ダウンパックのように詰物をまとめるための側生地や芯地など、形を整えるための副資材は、詰物の組成繊維に含めないと説明しています。布団の詰物に繊維ではないものを使っているときは、その物の名前を見やすく書き添えることも規程に定められています。また、ボーケン品質評価機構が示している注意書きの例には、中わたやダウンを使った製品について、脱水のときの洗濯機の揺れに気をつけることや、洗濯機での脱水を避けることを求める言い方があります。こうした言葉がタグに添えられているときは、洗濯の記号と合わせて読むと手がかりが増えます。

まとめ

羽毛を詰めたコートやジャケットのタグでは、表地、裏地、詰物がそれぞれ書かれているので、詰物の欄を探すと羽毛の内訳が分かります。羽毛の名前は「ダウン」と、それ以外を示す「フェザー」か「その他の羽毛」で書かれ、どれに当たるかは規格にもとづいて判断されます。公表されている表のとおり、羽毛どうしの割合の数字にはプラスマイナス5%以内の幅があります。詳しく確かめたいときは、消費者庁の「繊維の名称を示す用語」のページや、よくある質問を見てください。

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参考にした資料

各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。